福井労働局が発表した福井県内の
4月の有効求人倍率は1.99倍。
全国平均は1.23倍で、
都道府県別では49ヶ月連続
全国1位となりました。
2月、3月の有効求人倍率の高さと
比較するとやや下がりましたが、
いまだに2倍に近い水準。
雇用調整助成金の特例が
6月末までから9月末まで延長
となり、離職も抑制されることから
人手不足の企業側とすると
有効求人倍率の高推移は厳しい状況です。
経済活動の再開に向けて
企業側の求人数も増えています。
労働局の発表によると
・新規求人数は7,363人で、前年同月比4.8％
（339人）の増加。（14ヶ月連続の増加）
・有効求人数は21,069人で、前年同月比7.8％
（1,527人）の増加。（13ヶ月連続の増加）
産業別にみると、
・建設業で0.2％増（前年同月比）
・製造業で27.9％増
・運輸業,郵便業で14.0％増
・宿泊業,飲食サービス業で14.4％増
・生活関連サービス業,娯楽業で16.6増
・サービス業で14.9％増
一方、
・卸売業,小売業で2.1％減
・医療,福祉で5.1％減
などの結果となっています。
本日、6月1日より大手企業による
2023年春卒業予定の大学生の採用選考が
解禁されますが、すでに内々定を
もらっている学生も多く、人を確保したい
中小企業にとっては予断を許さない状況です。
ちなみに
6月解禁と言っても一部の企業では
次のようなスケジュールを組んでいます。
・3月以前に内定を出す企業
→外資や中堅ベンチャー企業など
・3～5月に内定を出す企業
→新興系大手や一部の経団連傘下の企業
・6月1日以降に面接・内定
→経団連の中核を占める企業とその系列企業
新卒採用か中途採用か企業の戦略にもよりますが、
自社の魅力を分析し、どう伝えていくか
そして見てもらえる工夫をするか
経営者、採用担当者の腕の見せどころです。
なかなかいい人材が集まらないとお悩みの
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福井の社会保険労務士
北出経営労務事務所/シナジー経営株式会社
