医学部入試の性別不利益差別 企業はどうか。

医学部入試で女性が不利になる基準を設け、

不合格になった女性に対して

賠償命令の判決を東京地裁が出しました。

 

入試という公平性が求められる中で、

性別だけで一律に不利益に扱う

判定基準は不合理で差別的だ

という声もあり、判決では、

「大学は入学者の選別に関し、

憲法の趣旨を尊重する義務を

負っているのに、女性の受験者を

性別だけで一律に不利益に扱う

判定基準は、医師としての資質や

学力の評価とは直接関わりのない

事柄で合否の判定を左右するもので、

不合理で差別的だ」と指摘しています。

 

入試とは少々違いますが、

企業の採用では男女雇用機会均等法で、

「労働者の募集及び採用に係る

性別を理由とする差別を禁止し、

男女均等な取扱い」を求めています。

厚生労働省の説明でも、

性別での不採用は違法という見解を

示しています。

しかし、よく言われるのは、

「女性は妊娠するから」という

理由で不採用とするケース。

この理由で不採用はOUTです。

 

最近では、男性の育児休業も

ありますから理由としても

弱くなりますね。

 

選考基準は企業側にあるので

採用計画や業務内容、求める人物に

照らしあわせ、綜合的に合否を

決定していると思いますが、

「性別を理由に」というのは

違法ですので、十分ご注意ください。

 

 

福井の社会保険労務士

北出経営労務事務所/シナジー経営株式会社

 

 

 

 

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