縁を生かす 感動のお話

今朝は久しぶりにモーニングセミナーに

行ってきました。

毎週金曜日の朝6時から行われている

福井市中央倫理法人会モーニングセミナー、

50人集客目標で61人の方々が

参加されていました。

凄い集客力。大辻会長おめでとうございます!

 

その中で「縁を生かす」の作文が

紹介されました。

非常に感動する話なので

私も何回も聞いていますが、

何回も感動します。

 

お時間あれば読んでみてください。(長文です)

「先生が5年生の担任になった時、

一人服装が不潔でだらしなく、

どうしても好きになれない少年がいた。

中間記録に先生は少年の悪いところばかりを

記入するようになっていた。

ある時、少年の一年生の記録が目にとまった。

「朗らかで、友達が好きで、人にも親切。

勉強も良く出来、将来が楽しみ」とある。

 

間違いだ。他の子の記録に違いない。

先生はそう思った。

二年生になると「母親が病気で世話を

しなければならず、時々遅刻する」

と書かれていた。

 

三年生では「母親の病気が悪くなり

疲れていて、教室で居眠りする」

後半の記録には「母親が死亡。

希望を失い、悲しんでいる」

とあり四年生になると

「父は生きる意欲を失い、

アルコール依存症となり

、子供に暴力を振るう。」

先生の胸に激しい痛みが走った。

 

ダメと決め付けていた子が突然、

悲しみを生き抜いている生身の人間として、

自分の前に立ち現れてきたのだ。

 

放課後、先生は少年に声をかけた。

「先生は夕方まで教室で仕事をするから、

あなたも勉強していかない?

分からないところは教えてあげるから」

少年は初めて笑顔をみせた。

 

それから毎日、少年は教室の自分の机で

予習復習を熱心に続けた。

授業で、少年が初めて手を上げたとき、

先生に大きな喜びが沸き起こった。

少年は自信を持ち始めていた。

 

クリスマスの午後だった。

少年が小さな包みを先生の胸に

押し付けてきた。

後であけてみると、香水の瓶だった。

亡くなったお母さんが使っていた物に

ちがいない。

先生はその一滴をつけ、夕暮れに少年の

家を訪ねた。

雑然とした部屋で独り本を読んでいた

少年は、気がつくと飛んできて、

先生の胸に顔を埋めて叫んだ。

「ああ、お母さんの匂い!

今日は素敵なクリスマスだ」

六年生では少年の担任ではなくなった。

 

卒業の時、先生に少年から一枚のカードが

届いた。

「先生は僕のお母さんのようです。

そして今まで出会った中で

一番素晴しい先生でした」

それから六年、またカードが届いた。

「明日は高校の卒業式です。

僕は五年生で先生に担当してもらって、

とても幸せでした。

おかげで奨学金をもらって医学部に

進学することが出来ます。」

 

十年を経て、またカードがきた。

そこには先生に出会えた事への感謝と

父親に叩かれた体験があるから患者の

痛みが分かる医者になれると記され、

こう締めくくられていた。

 

「僕はよく五年生のときの先生を

思い出します。

あのまま駄目になってしまう僕を救って

下さった先生を神様のように感じます。

医者になった僕にとって最高の先生は

五年生の時に担任して下さった先生です」

そして一年。

届いたカードは結婚式の招待状だった。

「母の席に座って下さい」

と一行、書きそえられていた。

 

出典:心に響く小さな5つの物語(致知出版社)より

 

ちょうど、息子の卒業式と被ったのも

ありますが、先生の存在、親の存在

周りの存在って非常に大きい。

そして、感謝を伝えられる人間でありたい

なと改めて思いました。

 

 

ちなみに会員スピーチをしたので

たくさんのおハガキを頂きました。

これも嬉しいですね。

ありがとうございます。

 

福井の社会保険労務士

北出経営労務事務所/シナジー経営株式会社

 

 

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