多様な働き方によって増えている制度

多様な働き方によって短時間正社員の導入が増えています。

短時間正社員は、育児や介護などの一定の制限がありながらも

引き続き企業で働くことを選択するものとして注目を集めて

いますが、導入する際のメリット、デメリットをおさえておくことで

どのような影響があるのかを知ることができます。

 

【メリット】

〇優秀な人材の確保

優秀でありながらも子育てなどの事情によって、フルタイムで働くことができない

労働者を引き続き、また新たに雇用することができます。

このメリットが一番じゃないでしょうか。

 

〇業務の効率化による生産性の向上

短時間正社員は、フルタイムの正社員と同様の能力が求められるため、

決められた時間で成果を出すという生産性の高い仕事をすることが期待されます。

現にこういった方も多いです。

 

〇定着率の向上

育児や介護などで労働に制限があっても短時間なら働きたいという方の

受け皿になっていることは定着率の向上にもつながります。

 

一方でデメリットもあります。

 

【デメリット】

〇残業をお願いすることが出来ない

働き方に制限があるため、フルタイムの正社員にお願いする残業が短時間正社員には

基本的にはできません。この辺りはお互いに十分な話し合いをしておく必要があります。

 

〇シフトなど働く体制に影響

シフトを組んで働いている企業などは、短時間正社員の方と比較するとフルタイム正社員で

働く人の負担がどうしても重くなりがちです。

この辺りもフルタイム正社員と短時間正社員でどのような待遇差をつけるのかなど

十分検討する必要があります。労働者間で不公平感が出ると制度として機能しなくなります。

人事評価制度の見直しなども大事なポイントです。

 

〇経費が増える可能性あり

単純に考えると全体の労働時間が減るため、仕事量によっては人手が足りないという

考え方もあります。短時間正社員なので社会保険料などの負担もあります。

とは言え、業務効率化により生産性を上げることによりこの問題は解消されます。

 

 

このように短時間正社員を導入する際には、

働き方や就業規則、人事評価制度などいくつかの課題を解消しておく必要があります。

導入してもうまく機能しないと意味がありません。

導入目的や制度を整備して、いい仕組みを作り、企業、労働者共にメリットがある

精度にしていきましょう。

 

 

福井の社会保険労務士

北出経営労務事務所/シナジー経営株式会社

 

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