背中を見て学べは古いのか。

人材育成の手法に「背中を見て学べ」

というものがあります。

私も20代の頃は背中を見て学べで育ってきましたし、

背中を見たからこそ、上司・先輩としてのあるべき姿を

学んだように思います。

学べというよりは、盗むという表現の方が適切だったように

思います。

先輩は朝、上司にどのような挨拶をしているのか、

お客様とどのように話をしているのか。

メール文章の作り方。スケジュールの組み方。

ファイルの保存の仕方。

課題の導き方、解決策の方法。

などなど。

昨今、この背中を見て学べの教育方法は古いということも

言われています。

理由はいくつかありますが、

・時間がかかるため、教えたほうが早い。

・先輩によってやり方が違うため、判断に迷う。

・昔ながらのやり方を実践しているため、今の時代に合わない場合がある。(ITなど)

 

 

確かにそういう部分もありますが、背中を見て学ぶ力は私は大事だと思っています。

自分で考えて動けるようになるためです。目的意識を持って仕事をする。

これは何のためのものなのか。お客様から頂く書類にはどのような意味があるのか。

当社の仕事であれば、新規のお客様から必ず登記簿謄本や組織図、労働者名簿をもらう。

それは何のため?

 

「教えてください」というよりも

「ここまで考えたのですが、これで合っていますか」

と自分の考えを持ったうえでの質問が理想。

もちろん、仕事内容によるのですべての仕事に当てはまるものではありません。

マニュアルが整備され、考えることがボトルネックとなり、生産性を落とすのであれば、

マニュアル通り行うことがいい仕事もあります。

 

世の中情報社会。ちょっと調べればわかることもたくさんありますが

背中を見て学ぶことで得られるものもたくさんあります。

 

とは言いながらも、ずっと考えていて前に進まなければ意味がないので

5分考えてもわからなかったら、上司・先輩に聞く。5分考えても30分考えても

結果は同じ。これは有名なコンサル会社も言っていることです。

(これは経験値の差もあると思いますが)

 

「背中を見て学べ」を言う以上は、上司・先輩も変なところは見せられないww。

 

我々も常に勉強です。

 

福井の社会保険労務士

北出経営労務事務所/シナジー経営株式会社

 

 

 

 

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